歴史部会について

宍塚の自然と歴史の会「歴史部会」 

 宍塚の昔のこと、昔のくらしなどについて、たくさん地元のかたがたのおはなしをうかがい、記録を残してゆこうという活動です。

【成果物】

(目的)
 農業と日常の暮らしと自然が深く結びついて生み出されてきた里山は、先祖の知恵の結晶です。里山の将来を考える時、これまでの人と里山の関わりをその土地に即して学ぶ事が大切で急がれる課題になっています。

 縄文時代から、人々は集落周辺の自然を利用し、管理してきたと考えられています。里山は、人間と自然の共生とその歴史の産物です。この半世紀で、各地の里山はどんどん破壊され、里山をめぐる文化も途絶えようとしています。その中で宍塚大池周辺の里山は今、希有な存在となってしまいました。自然と共生できる未来の人間のあり方を考えていく上で、宍塚の人々の昔からのくらしや文化について知っていくことは、緊要なことといえましょう。 
 しかし、系統的に調査し、報告書をつくったりしてきた「自然」に比べると、「歴史」は少し比重が軽くなりがちでした。「歴史」にもっととりくんでいこうとの声があがり「部会」を作りました。

(取組)
1.宍塚の昔のこと、昔のくらしなどについて、たくさん地元のかたがたのおはなしをうかがおう。また、 資料もあたっていこう。
2.宍塚のくらし、里山の歴史がうきぼりになるようなポイントをあげてみて、伺ったお話しを項目ごとにまとめていこう。
3.専門家ではないので、まとめられる部分から、小冊子をつくり、結果的に何冊かにまとめていこう。

(これまでの経過)
  • 1989年 宍塚の自然と歴史の会発足
  • 1989年 歴史部会立ち上げ
  • 1990年11月10日 それまで宍塚の方々に語っていただいたことをまとめ、資料を加えて「聞き書き、里山の暮らしー土浦市宍塚」を出版しました。
  • 反響は大きく、2002年2月 NHKの「いっと6けん」で取り上げられました。
  • また、2003年3月には、世界自然保護基金日本委員会の機関誌「WWF」No.30 Vol.267で紹介されました。
  • さらに、2005年2月には、「続 聞き書き 里山の暮らし」をいわば本編として出版できました。
  • 2010年9月 歴史部会再開
  • 2013年12月 パンフレット「里山の歴史を訪ねる散歩道――土浦市宍塚」発行
(パンフレット「里山の歴史を訪ねる散歩道――土浦市宍塚」発行まで)
  • 2010年9月には、しばらくお休みしていた歴史部会を再開し、里山の暮らしの歴史を見て回るときにてがかりになるような、見どころマップのようなものを作成しようと取り組みました。
  • 宍塚には、古墳などの遺跡や「幻の大寺」である般若寺、江戸の集落の様子を残す街並みなど見どころが一杯です。
  • 古いお話しを伺ったり、まだ残っている屋敷の様子や見どころを記録して残すことも重要です。
  • 2013年12月には、パンフレット「里山の歴史を訪ねる散歩道――土浦市宍塚」が出来上がりました。
  • また、ブログ「宍塚の見どころ(宍塚里山 いまむかし)もアップしました。※休載中
  • これからは、パンフレットをいろいろ活用していただけるようにPRすること、ブログの充実などに取り組んでいくことになります。

  これまでの活動の様子は、活動記録ページをご覧ください。